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大学院特別講義 内田洋行・若杉さん

本日の山崎先生の授業「メタデザイン」では内田洋行の若杉さんをお呼びし、レクチャーして頂きました。




まず若杉さんはものすごく熱い人で、人と人とのつながりを一番に大切にしている人です!
現在内田洋行で、20後半〜30頭くらいが殆どを占めるのデザイナー集団の中のリーダーとして活動されています。

内田洋行はプロダクトデザイン(家具など)、IT系、教育システム事業部(学校関係の教材。図書館のIT化などにも取り組んでいる)に分かれており、その中でデザイナーの比率は全体から言うと3%(低い方ではない!TOSHIBAの中では1%..!!)
つまり大半は営業で、私たちがあたりまえのように使っているデザイン言語は通じないので大変苦労されるそうです。
私も同じような体験をしたことがあります。
私の場合は

1.アートとデザイン
2.他のデザイン分野(プロダクト、環境、グラフィック、テキスタイルなど)と情報デザイン
3.プログラマー、工学系とデザイン

この3つの分野の違いを学部時に、アメリカでのプロジェクトや須永先生のCREST研究室の活動で肌でひしひしと感じ、苦労したのでとてもこれには共感できました。
開発者が分かるように、デザイナーだけでやるときは絶対作らないようなエクセルで文字ばかりのデータを作成したり...。笑
自分が当然と使っている言葉は他人にとって別言語と考えて望むことが重要ですね。いつかこのことをもっと詳しく書けたらと思います。


では続きです。
1時間30分の講義の中色々な熱いお話が聞けたのですが、その中でも印象に残ったものを箇条書きにしてみました。

・美しい施設や空間は、一度見れば充分だが、人のおもてなしや情熱、アイディア、サービスがリピートにつながる。

→なんで汚くて、いつも同じものしかないところに行きたいと思うのか?を考える。(いつも行く居酒屋が綺麗か、いつも決まったお店が出て不衛生なお祭りになぜ毎年行くのか?)



空間は綺麗さだけでなく、その会社やお店なんでも、本当はどんな取引先とどんな仕事をしているのか、どんな人たちが働いているのか、そういう生活感が分かる作りが良い。



ポートフォリオなんかもそうですが、綺麗にできた作品よりもそれに至った汚いスケッチ(プロセス)の方が魅力的で見たいですもんね。

自己紹介、顔合わせして、飲んで、作業して、飲んで!



どんなプロジェクトもまず、自己紹介から始まり、飲んで、作業して、飲む事で団結力が高まる。最初はまとまりがないが、段々楽しくなってきて、アウトプットになったときの歓喜はすごいそうです。



・他人の評価で変わる

最初は経営陣が凄い勢いで反対するが、成功し、他者からの評価があがることで経営陣はやってよかったと思ってくれる。それから経営陣との仲が良くなったりもする。
これはモノで変わったんではなく、それを評価してくれるお客さんの反応で変わったんだ、とおっしゃっていました。

・そのモノには価値がないが、モノをとりまくコト。モノが生み出すコトが価値になる。

情報デザイン!笑
でもこれって本当のことですよね。何に対しても。モノに価値はあるけどそれを使ったり、持ってる事でコミュニケーションが生まれたり、それがきっかけで何か生まれる。これ私の卒制のテーマでもあります。。

・言葉が通じなくても、態度で示す。

若杉さんって凄く社交的な方で、誰とでも仲良くなれる人だと思います。
外国の方に対しても同じなようで、海外行っても日本語。向こうは日本語全く分からなくても、全然喋るそうです。
相手が仲良くなりたいという気があるのが分かれば、どんどん向こうから来てくれるので問題ないとおっしゃていました。

本当そうだと思っていて、私がアメリカ行って学んだのは一番は「語彙力」ではなく「喋ろうとする姿勢」だと思います。
何か相手がコミュニケーションとろうとしている、何か喋ろうとしていると思うと自然と助けようと思って会話が生まれる。語彙なんて最初は重要じゃないんですね。


講義の中で、「何かをあげる、ありがとうといってお礼をする、そこから経済が生まれる。」最初は大変だけど、やりとげることで相手から感謝されて、そのお礼として別の仕事がきたりする。最初から見返りを求めて仕事をしない。とおっしゃっていました。
でもそのプロセスをやり遂げる力や体力がないとできないし、誰でもできることではないだろうし、若杉さんだからこそ出来ることなんだろうな、と思います。


若杉さんの活動は、良い意味で中高の体育祭ノリだと思いました。
最初はまとまるまでに時間がかかるけど、だんだんとつながってきて、朝練したり夕方遅くまで残り皆で努力して、最後には一致団結して応援したりスポーツしたり。
成功してもしなくても最後の達成感は凄い。
この感じに似てるなーと聞いていて思いました。



そして最後は居酒屋で懇親会...!
若杉さん、このために来たそうです。笑

講義の中でもよく飲んで騒いで仲良くなるんだ!とおっしゃっていて、私のKH法の「仲良くなる」フェーズにがっつりあてはまるので心の中で興奮していました。笑 

今日はありがとうございました。
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Kaho Asano
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誕生日:
1989/12/19
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自己紹介:
多摩美術大学 情報デザイン学科デザインコース 須永ゼミ卒
千葉工業大学大学院 デザイン科学科 山崎研究室 M1

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