企業が現地へ行って調査する際、現地の人と交流を深め、インタビューをするという十分な時間はないと思います。
そこで私は現地へ行って、少ない時間の中で対象となる製品の使い方や生活の中での位置付けなどを知ることのできる観察調査手法が必要だと思い、研究の中で検討しようと思っています。
世の中にある観察方法では、行動をビデオに撮ったり、気付いた事があればその都度質問したりと、観察者と被験者という関係ができてしまっていて、本来のユーザの行動が見れないような気がします。
私はもっとその集団やコミュニティの中の一員として存在し、自然なユーザーの行動を見る事が出来て、ビデオという非日常的で被験者負担が大きいものを使わず、しかもラピッドに、、、という方法を提案できたらいいな、と考えています。
今参考にしている手法は京都工繊維大 櫛先生の「ラピッドエスノグラフィー」と寺沢先生の「ファウンドビヘイビア」と「シャドーウィング」、「コンテクスチュアルインクワイアリー」です。
これからこれらの手法を勉強し、新興国での調査手法を分析していきたいと思います。
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