やっと私が千葉工大に入学して前期が終わろうとしています。
前期にとっていた授業の中で今まで数回エントリーしたことがあるのですが、「メタデザイン」というテーマで、外から色々なデザイナーさんをお招きして話を聞く山崎先生の授業があります。
今までのエントリーでは
木村博之さん Tube Graphics
若杉浩一さん 内田洋行
三木健さん 三木健デザイン事務所
の講義について書いています。
見返してみるとそれぞれの方が色々なアプローチでのデザインメソッドでデザインをされているんだなと思いました。
最後にこの授業、それから今までを通して私が思う「メタデザイン」について書きます。(間違っているかもしれませんが...)
メタデザインを調べてみると、
「物事を成立させる為の「前提」「定義」「体系」「構造」があり、それ自体が枠組みとなっていて表現や思考の限界となっている場合が多くある。そういった「枠組み」自体を表現や思考の対象とし枠組みの外から考えていくことをメタ〜という。」
というある一つの枠組みから飛び出るようなデザインをするという考え方だと書いてありました。
この前の
卒業式では、校長に「常識人にならないで下さい。いつでも人と違う事をして下さい。」と言われたように、多摩美出身の私はそんなことは4年間日常茶飯事であったので、あまり珍しい言葉ではなく、逆に親しみやすい考え方ではあります。
私はこの学校に入って様々な「デザイン手法」というものに触れました。
多摩美にいた頃はデザイン手法と知らないまま使っていることが多く、意外と自分も扱った事があることに驚きました。
最初は知らないものを知ろうとして色々使ってみようと思いやってきましたが、数ヶ月経った今再認識しているのは「手法」のこと”だけ”考えていると、知識ばかりに頼ってしまい、必ずしも良いデザインはできないんじゃないかな、と感じています。
予備校時代、デッサンや平面構成など色彩やコントラストなど感覚的なことを主に学んでいた時、「情報デザイン学科」を受けるために、初めてまず頭の中で考えたコト、経験など文章にしてそれを絵に起こすということをしました。
その時の大変さは今でも覚えていて、例えば『A2水張りボードに「体育祭でのあの気持ちの熱さと達成感」を絵に表現しなさい』という課題を出されて、絵を書いたり...
今まで好きだから描いた、とか特に理由はないけどこの構図がかっこいいから...という理由で絵を描いた人がいきなり反対のプロセスでやる。
初めてやったときはかなり頭を悩ませました。
今でもその時表現した絵はあまり納得できませんが、幸運にも情報デザインに受かって、この4年間で「経験をデザイン」するということがどういうことなのか徐々に見えてきました。
ですが、千葉工大に入って今度は「デザイン手法」という新しい壁が現れました。笑
でも今言えるのは言葉、知識、手法だけに頼っていては大きなジャンプはできないということです。
最近ではアイディアのジャンプ力のことがよく言われているように、最初の調査や裏付けは必要ですが、それが元になっている面白いアイディアへのジャンプもかなり重要だと思います。
須永ゼミにいたときも最初はずっと文章で描いていて
「あ〜〜〜!!全然デザイン面白くない!もうやだ!」なんて思って、投げ出して自分の好きな事を始めたら「
sott」ができて、最終的には好評価をもらいました。(もちろん経験を文字におこすとか、ちゃんとやるべきところはやりましたが)
やっぱりどこかで手法とアイディアというか面白い事?実践部分(手を動かす事)の行ったり来たりが必要何だと思います。
デザインって楽しい!面白い!って思わないと良いものってできないな、って私は思います。
なのでアイディアやジャンプの裏付けとして手法や調査と手を動かしたりして実践することを交互にやることがモチベーションを維持することで大事なことなんじゃないかと思い、これを私の中の「メタデザイン」ということにしたいと思います。
ちょっと色々間違ってる事とか書き過ぎたかもしれませんが、終わります。
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