以前に、アートセンターの学生は大体のリサーチがインターネットの情報を元にしているという話を書きましたが、やはり自分が経験したことや生で感じたことでないと
やっているうちにどこかで何か噛み合なくなってきたり、説明できなくなってしまうところが出てきてしまうんではないか?と心配なままmidtermまで進んできました。
これがアートセンターのやり方なんだと受け入れるべきだったので自分の意思は伝えつつもそのままでした。
ですが、やはりmidtermのためのプレゼンの資料やコンセプトボードを作っている過程で何か足りなく、説明しづらい部分が出てきました。
そこでやっとアートセンターのメンバーも他の多摩美のメンバーも気付いてくれたため、midterm後は自分たちの目でしっかり見てリサーチしようとということに決まり、先週の水曜日の授業の前に"
WHOLE FOODS"というアメリカでは有名なチェーンのオーガニックスーパーです。
少し値段も高めの、日本でいう紀伊国屋みたいなところかな?
Baby boomerの人たちはこの店をよく利用するそうです。
入った瞬間に新鮮な野菜や果物の香りが漂います。
大体のアメリカのスーパーって大きいんですが、PasadenaのWHOLEFOODSはCostcoくらいの大きさ。
二階建てでした。
スキンケア商品の種類も豊富で、スタッフさんが自分にあったスキンケアを探してくれたりします。
ここでもオーガニック系のソープの匂いが漂っています。
店にはBaby boomerくらいのお客さんが多く、早速インタビューを始めました。
前回自主的に日本人だけでインタビューしにいったときにはカメラ禁止、質問にも答えてくれないような人が多かったため少しどきどきしながらのぞみました。
インタビューの内容はレコードに撮って、写真はあまり顔が写らないように撮っているので、ほとんどが後ろからのアングルです。。。
WHOLE FOODSには種類がかなり豊富なサラダバーやお惣菜があり、フードコートのような作りになっています。
この女性も朝食をここへ採りにきていました。
この女性は日本でも流行っているECOバックを持参して買い物に来ていました。
この日のインタビューを通して、多くの人がエコに関心を持っている事も分かりました。
それから食べ物や何か製品の裏には原料などが書いてありますよね。
これを絶対見て確認してから買うという人が多く、WHOLE FOODSの顧客はエコ、自然、健康に良い、というものを求めてくる人が多いようで、
しっかり自分の目で確かめてからでないと信用できないと言う声もありました。
WHOLE FOODSのフードコートにはサンプルも置いてあります。
何人もの女性がこのサンプルコーナーに集まって試食をしていました。
日本のように、店員さんの目の前に試食が置いてあるわけではないので気軽に食べれていいですね。笑
インタビューからも、サンプルが置いてあることで自分で味を試せることやそこから信用が得られるという事、買うきっかけになるというところからサンプルの存在はかかせないそうです。
偶然にもアートセンター出身の男性に遭遇。
快くインタビューを受けてくれました。
買い物カゴの中身
野菜ばかり買うのではなく、お肉や乳製品も入っています。
私の家の近くの普通のスーパーのお客さんのカゴとWHOLE FOODSのお客さんのカゴの中身比べると、やはりバランスよく、健康によさそうなものを買っている人が多いです。
どこのスーパーを利用するかは、健康に対する意識の表れにもなるようです。
インタビューで製品も多すぎるのでどれを選んでいいのか分からなかったり、お店が広すぎて移動が大変だということも分かりました。
それからこのサイン表記なども高すぎる点や同じ色見で構成されていることから遠くの人でも近くの人でも見えにくいし気付かれにくいということも分かりました。
授業の後もリサーチの続きをしました。
次に行ったのは
Trader Joe'sここもWHOLE FOODSと同じようにBaby boomerの方が多く訪れるオーガニック系の食材を取り扱っているお店です。
WHOLE FOODSに比べてここは小さく、写真も禁止だったので調査しくかったです。
Trader Joe'sの名札は全て手書きで、そのセクションを担当しているスタッフの人たちが日替わりで書き換えているそうです。
ここではスタッフの方にもインタビュー
お客さんとは違った視点からの考えが聞けて新鮮でした。
今回はオーガニックなスーパーを中心に回りました。
店員さんとお客さん同士のコミュニケーションが少なかったりするのは気になりましたが、いままでネットで調べて知っていた事でもこのインタビューや観察のおかげでリアリティや信用性が増したし、本当のBaby boomerの人たちと直接ふれあえたことは本当によかったと思います。
Baby boomerの人たちのためのデザインなのに、彼らとコミュニケーションとらないんでどうするんだー!という考えがやっと少し伝わったのかな、という感じで少し嬉しかったです。
日曜日はファーマーズマーケットへ観察へ行ってきます。
※数枚画質が何故か凄く汚くなってしまっています。何故だかわからないのですが、明日学校でもう一度トライしてみます。