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早速買いました「キャンプ論」

吉橋先生に以前のエントリーで勧めて頂いた、加藤文俊さんの「キャンプ論―あたらしいフィールドワーク」が早速Amazonから届きました。
もう片方の佐藤郁哉さん「フィールドワーク―書を持って街へ出よう」はすでに家にあったので買わずにすみました。



観察をやろうと思い始めてから、エスノグラフィーなどやる前に文化人類学や社会学など学問としての観察方法について、基盤の知識として当然なくてはいけないと思っていました。
なので、佐藤郁哉さんはじめ、色々な観察方法について書かれている文献に目を通していきたいと思います。
まずはこの2冊!

いやーでも、多摩美の頃に比べて文字をよく読むようになったなぁと思います。笑
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分析方法

前回、複数の分析方法を試すということをブログに書きました。

今回の修士研究では2つの分析方法にしぼり、分析していこうと思います。
その分析方法について考えたので書きます。

観察して得たデータを持ち帰り、その現場にいない人々への共感を得られないといけないと思いますが、そこに焦点を当てて考えた方法です。
どちらの方法も調査で撮った写真を使い行います。

1.ストーリーボーディングの作成



2.カードソートワークショップ




ビデオは1シーンずつしか見る事ができませんが、写真をプリントしカードやボードにすることで、常にその環境や人々、状況を見ながらディスカッションすることできるので、どの分析方法も調査で得た視覚的なデータ(写真)を使用したいと思っています。

まだどちらの分析方法も頭で考えている段階なので、うまく機能するか全く分からない状態ですが、これらを宮城の調査後に実験して改善していきたいと思います。

ブランディングワークショップ練習

今日は私のリーダーの務める被災地に幼稚園を建てるプロジェクトがあるのですが、そのために25日に宮城へ調査をしにいきます。
その際、プロジェクト当事者の方と一緒にやるWSの練習しました。

このWSはブランディングワークショップという本来は会社のVIを決めるためのWSで、
1.まず既存のロゴマークの紙を沢山用意します
2.ロゴマークをグルーピングします
3.そのグループの中で、クライアントがどの方向へいきたいかを質問しながらマッピングしていきます。
4.そこからクライアントが想像する未来の会社のイメージを分析し、VIを作り上げます。

今回はロゴマークではなく、幼稚園のイメージとしてイメージカードという色々な幼稚園のイメージや周りの環境、感情を表すカードを使って行います。
今日はその実験をしました。



1.まずカードを机に並べます



2.お題は「自分の幼稚園の頃の思い出を表すカードを並べる」で並べます



3.並べながらグルーピングしていきます。「行事系、砂場遊び、お迎え、お昼寝」などなど



4.そこから「未来の自分の子供にどんな思い出を作ってほしいか」を考えながら、未来の幼稚園のコンセプトをたてていきます



そして未来の幼稚園のイメージが完成。ここからロゴなどのVIを考えていきます。
今回はここまで。気づきとしては、

・イメージカードは日本人がやるWSなら、日本人とか日本と関連したイメージであること。(その方がイメージが沸きやすいため)
・当然のことですが、WSは頭で考えるよりやってみることで色々な発見があるので、やってみて改善していく事が一番の方法だということ

です。次回は宮城で実際の幼稚園のブランディングのために実施してきます。

研究計画

修士研究のスケジュールを書いてみました。
9月のオープンラボまでに調査手法を確立し、後半はその手法の検証と作品制作に費やしたいと思ってます。




修士研究は就職活動などでM1の12月までしかしっかりできないそうです...
なのでブラジルに実際行けるのは夏以降か来年かな...?と

大学院生って学部の頃よりかなり忙しいですね。
授業、TA、プロジェクト、修士研究...入る前の大学院生像と全く違い、学部生と院生の違いを日々感じております。

複数の分析結果から新しい手法を作り出す

昨晩は学校から帰った後、まだ父が起きていたので修士研究やプロジェクト、就職の話をしながら缶ビールを1本...2本..



学部4年の時は、学校に行けばゼミの皆が自然と集まって自分たちの作品について、話したり意見を言い合ったりしていたので、自分のやっていることを口に出すことで自分の頭を整理することができていたのですが、最近はそういうことがないので、話す相手と言えばいつも父親...

それは置いておいて、来週宮城へプロジェクトのためにフィールドワークへ行きます。今、そのプロジェクトと私の修士研究を絡めて進めています。
最近、そこでやるWSと調査後の共有方法を考えていて、

・撮った写真を使って、写真に撮りきれなかった情報は写真上に絵で書き込み、その時見た事実と気づきをストーリーボードにして現場に行っていない人でも共感できるようにしたらどうだろうか、とか
・写真をカードにしてカードソートをやって気づきを再発見したり、問題を見つけるとはどうだろうか、とか
色々頭を悩ませていたので、山崎先生に相談したところ、



調査結果に対する分析方法とそこから生まれるアウトプットは色々ある。
それを何個も試して見つかった問題点から新しい方法を見つける。ということが研究だと分かったので、今回の調査結果をストーリーボーディングとカードソートで試してみたいと思います。

調査方法の比較とKH法!

今週は調査方法の分析と自分の目指す調査方法について考えました。



前回あげた4つの観察方法を表にして、比較してみました。
そこから分かった問題点としては

【問題点】
1. 常に観察されているため、被験者は本来の自然な行動がとりにくい。
2. 影として存在しても、発見があった時の介入が難しい。
3. 本来の環境を崩さないため、調査人数に限りがあるが、そのため発見の共有が 難しい。
4. プロじゃなくとも容易にできる方法でなくてはいけない。
5. ビデオの使用は気軽さ、日常性に欠け、被験者・調査者の心の準備が必要。

【考え得る解決策】
1. 調査の前に、その集団の中に溶け込むための機会を作り、親交を深める。
2. 影の存在ではなく、その集団の一員になる
3. 新しい共有方法の創造
4. 文化の異なる集団や個人のコミュニティ(又は家)に自分を置き、文化や生活、概念の比較などから体験的に気づきを得る。
5. 主にデジカメやスマートフォンのカメラ機能を利用する
+そしてラピッドに!

そこから新しい観察方法を導き出そう、でもその前に作品でもなんでも名前をつけることが大切だ!とおもったので
これを



と呼ぶ事に決めました。
KH法の(理想とする)特徴としては

●観察者と被験者の関係ではなく、その集団の一員として存在するのでユーザーの本来の行動を妨害しない。
●気になる事があれば、友人のように自然に介入して質問できる。
●記録には常に撮り続けるビデオやレコーダーは使わず、気付いたらすぐ撮れるように、スマートフォンやデジカメで気軽に撮れるものを使う。

です。
KH法の流れとしては以下のような感じでイメージしています。



やはり、まずインタビューでも観察でも仲良くならなくては何も自然なものは見れない、と思い「仲良くなる」フェーズからから、自分をその環境に置いてその手段の一員のように暮らす。
その中で気付いた事があればスマフォで写真を撮って、友達のように質問する。
それを持ち帰って共有するという流れです。

この中でも一番デザインしなきゃいけないのは、ピンクの丸がついている
「仲良くなる」と「持ち帰って共有する」フェーズだと思います。
なのでそこを重点的にプロジェクトなどと絡めて進めていきます。



イメージとしては

「仲良くなる」は例えば情報デザインフォーラムやワークショップの後によくある、お酒を片手にポスターセッションを見ながら懇親会が一番良い例ですね。
そういう懇親会ではポスターなどが会話のきっかけとなり、テンションを高める要素として食べ物やお酒があります。
現場ではポスターではなく、自分の文化に関連するもの、もしくは彼らの文化と共通するものなどをきっかけにして入り込んでいく。

「持ち帰って共有する」はまだ未定ですが、スマフォで撮った写真を使ってストーリーボードにし、そこから問題発見や解決案を導き出すというものです。

これらを今月中にプロジェクトの関係で宮城へ行くので、そこでの調査で使い分析してみたいと思います。

元ルームメイトと

今日は横浜でTAをやったあと、いつものように地元に帰ってきて家の近くのマックで勉強してたところ、Pacific Rim公式blog)でルームメイトでとても仲の良かったKimが仕事帰りに寄ってくれました。



右がKim
2010 in San Francisco,U.S.

kimは多摩美のグラフィックを卒業して、今は南青山のディスプレイの会社で働いています。
Pacific Rim後も課題や卒制の相談、普段は世間話(笑)をしたり、とても仲のいい友人です。
なんと今は私の地元豪徳寺の隣駅、経堂に引っ越してきたので卒業後仕事が始まるまでは一緒に勉強したりなどもしていました。

近況を話していると、父親が登場。
結局流れでいつものバーに飲みにいく事へ...





おいしすぎるレーズン!





色々話して、楽しい時間が過ごせました。
ごちそうさまです。笑

調査方法

企業が現地へ行って調査する際、現地の人と交流を深め、インタビューをするという十分な時間はないと思います。
そこで私は現地へ行って、少ない時間の中で対象となる製品の使い方や生活の中での位置付けなどを知ることのできる観察調査手法が必要だと思い、研究の中で検討しようと思っています。



世の中にある観察方法では、行動をビデオに撮ったり、気付いた事があればその都度質問したりと、観察者と被験者という関係ができてしまっていて、本来のユーザの行動が見れないような気がします。
私はもっとその集団やコミュニティの中の一員として存在し、自然なユーザーの行動を見る事が出来て、ビデオという非日常的で被験者負担が大きいものを使わず、しかもラピッドに、、、という方法を提案できたらいいな、と考えています。

今参考にしている手法は京都工繊維大 櫛先生の「ラピッドエスノグラフィー」と寺沢先生の「ファウンドビヘイビア」と「シャドーウィング」、「コンテクスチュアルインクワイアリー」です。
これからこれらの手法を勉強し、新興国での調査手法を分析していきたいと思います。

大学院特別講義 木村博之さん「インフォグラフィックスへのアプローチ」

本日の山崎先生の講義(大学院特別講義)ではTube Graphicsの木村博之さんをお迎えしました。


木村さんはデザイナーになる前、地図の会社で折れ線グラフや立体で情報を表す仕事をしていたそうですが、ある日買った本に入っていたグラフの表現方法に感動し、影響を受けて、インフォグラフィックスの世界へ踏み込んでいくことになったそうです。
そして29歳の時に独立し、今のTube Graphicsが設立。(最初はスポーツのルールなどを視覚化する仕事をしていた→分からない分野については、実際に取材をする。)

■インフォグラフィックスとは?

木村さんの考えるインフォグラフィックスとは「うれしい体験、快適な生活のためのデザイン」

【観察 + Framing / Re-framing + Storytelling = 共感 → 考え行動するための手助け】
観察からフレーミングし、それを再度冷静に見てリフレーミングする。そこにストーリーを加える事で、見る人の共感を呼び、そこから人の行動を促していく。

では情報をこのインフォグラフィックスに落とし込むのに必要なことは何か?
それは【マクロの視点とミクロの視点】でモノを見ること。
ある情報に対して全体像を見る事、そして中の細かな部分両方繰り返し見る事が必要になる。
細かいところだけ見ていると、周りが見えなくなり、全体像だけ見ていると、大雑把なものしか得る事ができない。
この2点を行ったり来たりすることが大切。

そしてグラフィックにする時に一番重要となる部分
【視点の動き】

例えばこの写真



この写真をパッと見た時、一番にどこに目がいきましたか?
手前に一番見せたいものを持ってくる事で、それが強調される。
位置だけでなく色や色の彩度・明度などもうまく使い分けることで、自分の見せたいところを強調させることができます。

ここでもマクロミクロの視点が必要だと思います。
例えば、この写真をパソコン上で編集しているだけじゃなくて、遠くから見てどんな見え方になっているのか?ちゃんと手前の足が強調されてるのか?をプリントして壁に貼って、遠くから確認したりして、またパソコン前に戻るという作業も必要です。
この作業によって色合いは影、コントラストの設定、構図も変わってくると思います。

こういう知識は美大生は予備校時代にデッサンをすることで自然と身に付いていることで、知識としてでなく、感覚として体に身に付いています。
観察力を担うということでデッサンって本当に大事だったなと、今でも感心させられます。


■インフォグラフィックスデザインの位置

ではこのインフォグラフィックスってどんな位置に存在するのか?



デザインには主に3つの分野が存在します。
[コミュニケーションデザイン、プロダクトデザイン、スペースデザイン]
今まではコミュニケーションデザインの中にあったインフォグラフィックスが、最近になってこの3つの間に入り込んでくるようになったそうです。
それだけ認知度というか、必要性が世の中で高まってきたということですね!
そういえば私が学部1年生の時にインターネットや本を調べても数冊しかでてこなかったけど、今ではたっくさんの情報が転がってますね...


■デザイン作成の手順

じゃあどうやってインフォグラフィックスは作成するのか?



この図のように、下から上へ上がっていくイメージだそう。

まず伝えたいmessageを決め、そのためのdataを収集する。
それを視覚化するためのconceptを決める。
その後に再び、伝えたいmessageをもっと明らかにし、それに最適な表現方法やどうやったら人を惹き付けられるかを考える。
ある程度終わったら、視覚的な情報から無駄になり得る情報を引き算していく。(足したり引いたり)
最終的な情報量が決まったら、レイアウトなどの調整を行う。
ここでは目線の法則「左上から右下へ」を忘れない。



そしてマクロの視点を使うように、全体像を見たり冷静になって、最初伝えたかったmessageはしっかり理解できるのか?を検討する。

そこでついに完成するinfographics
ここではグラフィックを見るだけでそれが五感に訴えかけるようなものになっているべきだということです。
以前ソシオメディアの篠原先生が言っていたようにwebのラベル作りに対して「香りのするラベル付けを!」を思い出しました。

木村さんのお話はグラフィックやデザインに限らず、どんな場面でもためになるお話が多かったと思いました。
そしてデザインは論理の部分だけでなく、発想のジャンプやユニークさも必要不可欠だと再確認させられました。
最近は修士研究でモノ作りとは少し離れた環境にいるような気持ちなのですが、クリエイティビティを養う為には、常にアイディアや伝えたいメッセージを書き留めておかなきゃなと思いました。

ありがとうございました。

BRICsを対象としたデジタルデバイスのサービスとそのビジネスモデルの提案

私の修士研究のテーマは「BRICsを対象としたデジタルデバイスのサービスとそのビジネスモデルの提案」です。

まずはそのテーマに至った経緯などを書きます。

近年、中国や韓国が新興国でのビジネスに成功していく中、日本は取り残されています。
日本企業は革新的な技術はあるのに、国際ビジネスモデルを作り出すことに苦手意識があるようです。
そこで今経済発展の著しいBRICsの国を対象とした調査方法とビジネスモデルが今必要とされている、もしくはこれからどんどん必要となってくるのではないか?と思い、これを修士研究のテーマとしました。



BRICsの中でも中国、インドはすでにピークがきていて色々な企業が進出していますが、ブラジルやロシアなどは未だ手つかずのままです。
ロシアはBRICsの中でも経済発展が遅く、BRICsの中から消えてしまうのではないかということも言われていますが、ブラジルは2014にはRIOでオリンピックがあり、昨年GDPも世界7位へとランクアップし、今急激に経済発展しているとてもポテンシャルのある国です。ですが一方で、企業があまり注目できていない国であります。



修士ではBRICsでもブラジルに焦点を当てて研究を進めたいと思っています。

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プロフィール

HN:
Kaho Asano
年齢:
34
性別:
女性
誕生日:
1989/12/19
職業:
大学院生
趣味:
語学
自己紹介:
多摩美術大学 情報デザイン学科デザインコース 須永ゼミ卒
千葉工業大学大学院 デザイン科学科 山崎研究室 M1

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