今日はMidtownへフィールドトリップへ行ってきました!
まず
21_21で「倉俣史朗とエットレ・ソットサス」展を見ました。
初めて沢山の倉俣史朗さんの作品を見たのですが、美しいシェイプの作品ばかりで普段私があまり気にしないような部分を重視しているものばかりだったので
新鮮というか不思議な感覚というか...
でも自分の欠点の一つに、こういった「美しさ」を追求することが足りないというところがあるんだろうな、と実感。
そして本日のメイン。Midtownへフィールドトリップです。
何事も現場へ行ってみないとわからない!ということで観察へ行きました。
竹や和紙など所々に日本テイストを演出しています。
細部にとても気を使っているなーと思う部分。
Midtownらしさを出すため、Midtownらしい外観を壊さないためにこういった普通だったらグレーやクリーム色の
ロッカー、消火栓などを壁の柄と統一して違和感をなくしていました。
非常時に良いか悪いかはともかく、Midtownらしさを保つことを徹底しているんだなと感じました。
そして一番Midtownで目についたのは、この光景
沢山の人たちがソファやベンチに座って本を読んだり、くつろいだり、疲れを癒したり
時には友達と何かを食べながら談笑したり。
椅子の置き方で自然とコミュニケーションのしやすい構成になっていたり。
比較的上の階はあまりうるさくなく、隅っこや溝にフリースペースがあるのでリラックスできる場所になっていると思います。
観察のあとは、二人でどんなことに気付いて、何が気になったかスケッチを描いて相手に伝えながら意見を出し合いました。
そこで一番二人の気になった部分が上に書いた「フリースペース」の存在。
ここに焦点を当てて、何かアイディアを探し出す事にしました。
私は先週まで「メディア芸術祭」のバイトをしていて、よくランチを食べにMidtownの地下にあるフードコートのような場所にあるベンチに座ることが多く(上の写真:こういうテーブルと椅子が沢山並んでいます)、そこでよく目にする光景を思い出しました。
それは小さい子供が椅子の上に立って、落ち着きがなくジャンプしたり、色々動いてみたりしてお母さんを困らせている光景です。
子供の体型に対してテーブルと椅子の高さがあっていないために、子供たちは座るよりも立っている方が楽なんだと思います。
普通のレストランなら子供用の細長い椅子を持ってくれば済みますが、ここはただのフリースペースであってそういったサービスはありません。
Midtownは本当に子供連れが多く、そこのフリースペースにも沢山の子供たちがご飯を食べに来ます。
そしてこの問題を解決するための簡単な方法を考えました。そこで出てきたのが、クッション配布サービスです。
こういったフリースペースにクッションが入っているボックスのようなものを設置して、好きな時にクッションが使えるというシステム。
クッションは持ち運びやすく、収納しやすいようになんらかの形でコンパクトに畳めるようにしておき、そしてそのクッション自体も工夫を施して子供の安全性を考えるだけでなく別のターゲット(例えば腰痛を持っている人への腰への負担を減らすために)のためにもなりうるデザインにしようということで、この日はまとまりました。
最初の最初なのでこれからどんどん変わっていくと思いますが、今はこのようなコンセプトで進んでいく事に決めました。
ということで、プロダクトデザイン+サービスのデザインを目標にして進んでいきます。
最後に椅子の規格を調べて解散しました。
次は計量調査をしたり、実際に子供を観察したり、話を聞いたりしていこうと思います。